ぬり絵用の線画・枠線有2
【 ぬり絵用の線画 】

ぬり絵用の原画3
【 彩色画 】


 

水彩画-花・葉の描き方の手順

 
芙蓉(ふよう)の花をモチーフにしたピンクのサプリ。【難易度:★★☆】
光を浴びて咲いている花を、水彩の透明感をいかしながら色彩豊かに描きましょう。

※ここからは「ぬり絵をする前にやっておくこと」(右サイドバー参照)からの続きとなります。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-1

 1  マスキングする準備
線画がトレースできたら、彩色画をそばに置いて、小皿にうつしたマスキング液を準備します。
マスキング液は乾きが速いので、
水を少し加えておくことで使いやすさがアップします。
マスキング液と水の割合は5:2
これに洗剤を1滴
筆は数本用意しておきましょう。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-2

 2  マスキング液を塗る
絵の白いところに絵具がのらないように、マスキング液を塗っていきます。
また、白でなくても、細かな部分、特に花の中心葉の葉脈なども塗っておいて、マスキングをはがした後色を重ねて塗ることでとキレイに仕上がります。
液で筆が固まってきたら、クリーナー液に筆を浸し、別の筆を使います。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-3

 3  マスキング液を乾かす。
マスキングできたら乾かします。
乾きが早いので、数分で充分です。
その間に、クリーナーに浸した筆をまとめて石鹸で水洗いしおきます。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-4

 4  水塗りする。
大きなハケを使って水塗りします。
1回目はサッと塗ります。その水分が紙に浸み込みます。
2回目にたっぷりの水をハケに含ませ塗ります。
紙を水に浸す・・・そんな感じで塗りましょう。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-5
■オペラ ■コバルトブルー レモンイエロー

 5  下地の色を塗る。
紙の表面に水で潤っている間、葉の部分に、本来の固有色(濃い緑色)以外の色をふんわりとぼかすように塗ります
この時、自分の好きな色を楽しんで塗りましょう。
ここでサラは、彩度の高い明るい色を塗りました。
鈍い色や、濃い緑は、後から重ねて塗れるからです。
また、色が響き合う美しさを表現したいので、花と同じピンク色隠し色として、ここで塗っておきました。

 休み時間  水彩紙をしっかり乾かす。
  5  までのプロセスが終わったら、しっかりと水彩紙を乾かします。そうしないと後から塗る色がにごってきます。水彩は水の状態を”利用”し、時に水の状態に”合わせ”て進めていくことが大切です。水とダンスを踊っているようですね。「待ち」もプロセスの1つです。

さて、ここで生徒のフクちゃんの「待ち」の3パターンをご紹介。みなさんはどのパターンでいきますか?

水彩ぬり絵の休み時間

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-16
葉の色:■ホリゾンブルー ■サップグリーン
■フタロブルー ■ビリジアン

 6  モチーフ( 題材)を描く。
ここからは、モチーフである芙蓉の花と葉を描きます。
花の下にある、葉の色を、ホリゾンブルーからサップグリーンのグラデーションで描いています。固有色の緑色は、仕上げに塗ることにして、この段階では、この色を塗ると美しいな・・・と感じる色を塗ってみましょう。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-7
葉の色:■フタロブルー ■マリンブルー
■ビリジアン ■サップグリーン■バーントシェンナ
花の色:■オペラ

 7  モチーフの前後関係を描く
花と葉の前後関係、花と右の背景の空間意識を向けてみましょう。サラは鮮やかなピンクと透明感のある寒色系のブルーを塗ることで、花を手前に、葉の部分を奥へと表現しはじめています。ここからは、モチーフを描くことと、並行して空間に意識を向ける過程にはいります。
目を細めて見てみましょう。前後関係、光と影の流れがみえてきます。花が前ふわりと浮き出して見えるように描きましょう。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-8
葉の色:■フタロブルー ■マリンブルー
■ビリジアン ■サップグリーン ■プルシャンブルー ■インジゴ 灰色
背景色:■ホリゾンブルー 
■クリムソンレーキ 

 8  葉の固有色を塗リ始める
花を残し、周りの葉の部分に色を重ねます。
ぼかしやグラデーションは、水が乾く前に素早く。
塗り重ねは、きちんと乾いた後に。
こすらないように柔らかい筆で塗ると、まだらになったり、色がにごりません。
空が見えているわけではありませんが、上の方に空色を足して爽やかさを演出しています。
また、灰色の作り方
ホリゾンブルーバイオレット系で、ブルーグレー
それに茶色系を足していく彩度の低い灰色になります。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-9
葉の色:■ビリジアン ■サップグリーン

 9  全体を見ながらセロハン塗り
背景の塗り残し部分に、柔らかい筆を使って、透明感のある緑色を塗ります。きちんと乾いていることを確認してください。
下の色がにじんでこないように、一気にサーッと軽く塗りましょう。
高い透明感をいかした重ね塗りを、優花はセロハン塗りと名付けてます。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-10
葉の色:■オリーブグリーン ■シャドーグリーン
影の色:■サップグリーン ■シャドーグリーン 
 

■シャドーグリーン■イエローオーカー
花の影色:■ホリゾンブルー■オペラ ■コバルトブルー ■パーマネントバイオレット
    

 10  主となる花をきわだたせる
花をきわだたせる目的で、鈍い色・濃い色を花の周りに置きます。
コントラストで花がくっきり見えてきます。
また、手前の花びらの下にある葉は、花の影が落ちる部分です。透明感のある固有色を塗りましょう。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-11

 11  ラバークリーナーでマスキングを取る
ここで、水彩紙をきちんと乾かします。
乾ききったら、ラバークリーナーを2~3センチほど切ってマスキングをこすり取ります。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-12

 12  部分に意識を向け問いを回す
この段階で、画面全体のバランスを見てみましょう。
自分の絵と向き合って、次の意識で問いかけ、足りない所は描き足し、また意識を向け…と問いを回してみましょう。
・花が手前にあるように見える?
・奥の花と手前の花に距離はある?
・花びらは葉から浮かんで見える?
・花と背景に距離を感じる?
・光はどこから当ってる?
・その影は落ちてる?
・色調はこれでいい?

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-13
花の色:■オペラ ■ホリゾンブルー■オペラ
コバルトブルー 
■パーマネントバイオレット 
■ローズマダー

 13  白い部分に色をかける
花の白い筋や葉の葉脈に固有色を塗っていきましょう。
塗るというより、薄い色を重ねがけする感じですね。
光の当たっている所は白く残します。
光の当たる白色のすぐ横は、固有色が出る部分になります。
にごりの無い明るいピンクを薄く塗ることで花の固有色が表現できます。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-14
花の色:■ホリゾンブルー■オペラ ■コバルトブルー ■ブリリアントオレンジ

 14  テッシュで塗りを押さえる
花びらは繊細な色の変化を美しく表現できるところ。
色を塗り、その色が乾ききる前にティッシュで押さえながら塗っていくと、柔らで微妙なトーンの変化が表現できます。
ピンクの花だからと、ピンクだけで塗ると単調な色調になりがちです。微妙な色の表現を楽しみましょう
ここでは、薄いパープルやブルー、オレンジなどの色を塗っています。花を水彩で描くとき、見える色だけでなく、感じる色を塗ることで自分らしい水彩画になります。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-15
葉の色:■パーマネントグリーン ■リーフグリーン

 15  彩度の高い色でイキイキと見せる
花の色調が整ってきたら、また絵から離れて、全体を見て見てみましょう。
サラはここで、彩度の高い黄緑色を、手前の葉に濃いめに塗ってあざやかにイキイキとさせました。コツは手前だけに塗ること。彩度の高い色は前に出て見えます
また、透明感のあるブルーを花のそばにふんわりとぼかして塗ることで、ピンクの色が美しく見えるようにしました。
色を塗りながら、ここでも前後関係と光に意識を向けましょう。
水彩は塗った時は鮮やかな色でも、乾いた時に色あせて見えるので、少し鮮やかめに塗るのがコツです。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-16
花の中心色:パーマネントイエロー ■ローズマダー
■クリムソンレーキ

 16  ディテール(細かい所)を描く、空気感を表現する
ここまで来ると完成は目の前。花の中心、花弁の部分などの細かな部分を小さな筆で描きます。
この絵の中でメインとなるのが手前のふようの花。
一番表現したい部分に意識を向けた時に、他の部分がそれに調和しているかを感じてみましょう。
サラはこの時、手順 で花をきわだたせるためのコントラストが強すぎて、空間の広がりを邪魔しているように感じました。
また、花の左側の葉っぱの部分も、ふわりとした空気感を出すために、軽く水洗いしてティッシュでふき取りました。実際には濃い色だとしても、絵作りという点で、自分の意図を大切にしましょう。
そうすることで、 手順 で下塗りしていた隠し色のピンクの色が現れます。花のピンクと色が響き合います。下塗りは自然乾燥でしっかり乾かした方が、色が紙に浸み込んでいるので、上に塗った色を水抜きした時に、きれいな色として表れてきます。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-17
背景の葉色:■サップグリーン ■シャドーグリーン 

 17  背景を描く
ここで右奥と、右下の背景を描きます。水に溶いた薄い灰緑色でぼんやりと描きます。そうすることで手前との距離感を出します。
以下のことを覚えておくといいですよ。
・対象物は大きく描くほど、前にあるように見える。
・明度・彩度の高い色は前に出る。
・輪郭をくっきり描くと前に出る。
・コントラストを強く描くと前に出る。
・暖色系は前進色、寒色系は後退色。
・細部を描いた所に人の視点が止まる。
・一番表現したいところは、くっきり細やかに描く。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-18
加筆色:チタニウムホワイト

 18  最後に白で加筆する
最後に、細かな所を細い筆で加筆しましょう。不透明の白色で花弁等を描きます。
また花びらと葉っぱの距離感が描けているかのチェックもしてみましょう。虫になった視点をもって、花と葉っぱの間。花の周りを飛んでみましょう。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-19

 19  水彩紙をブロック冊から外す
描いた絵をブロック冊からカッターを使ってはぎとります。
カッターを差し込めるのは画面の下、中央の部分だけです。

花の水彩画(塗り絵)の描き方n1-20

 20  水彩画の完成です
描いた絵はA4サイズ。
A4のファイルにファイリングしていくと、作品集になりますよ。
額に入れたり、ポストカードにしたり、撮影してSNSに投稿したり、自分の描いた絵で、他の人を喜ばせるのも楽しいですネ!

サラ】思うように描けましたか?

フク】全然ダメ―。色がにごっちゃったー。

サラ】水彩は乾く前に、何度も塗り重なると濁ってくるから
下塗りをした後は、3回位の塗り重ねが理想的。
今回は、描いている絵を全体で見る鳥の視点と、
部分的に見る虫の視点が持てたらそれでOK!

フク】フクの視点とてんとう虫さんの視点だね。

サラ】そうそう。それが出来てくると、絵がぐーんとじょうずに描けるようになるわよ!
なによりも、集中して、楽しんで描くことが一番! 
それを続けていくと勝手に上手くなるから大丈夫!

フク】楽しむことだけはできたー。それだけは得意!

サラ】だったら、オッケー!そんなフクちゃんに

たいへんよくできました印
のスタンプをぺたん♪
・・・みなさんはいかがでしたか?

さて、今日はいいお天気!
これから森のお花畑に、
モチーフになるお花を撮影に行ってくるねー!

フク】あ、まってー! フクもいくー・・・

 

 ✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚ 次回のサプリにつづく ✲゚*:₀。

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