サラ】ウェット・オン・ドライを日本語にすると? フク】ぬれてる。上に。乾いてる・・・? サラ】ピンポン!英語は後ろから訳すから 水彩の技法で言うウェット・オン・ドライは、乾いた絵の具の上に色を重ねて塗ること。
この技法では、透明水彩の”透明感”が実感できるのよ! 確認のために復習ね! さて、今回も始めましょう。 |
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▼ ウェット・オン・ドライの手順とコツ
![]() 葉っぱの色:■リーフグリーン+■カドミウムイエローライト |
1 ウォッシュした後に乾かす ここでは、葉っぱをウォッシュして、 |
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2 色を重ねて塗ります コツは柔らかい筆でさらっと塗ること。 |
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3 さらに色を重ねます。 ここでも薄く透明度の高い色をさらっと塗っています。 |
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3 ウェット・オン・ドライの注意点!
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3 全体的に色をかける 自然乾燥させることによって、
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サラ】水彩の技法の第4歩目。ウェット・オン・ドライ!出来ましたか?
フク】出来ました! でも塗った時の色と、乾いた時の色がずいぶん違うから
何回も重ね塗りしちゃって、色がにごっちゃった。
サラ】そうね。そこが水彩のむずかしいところかな。
でも、きちんと乾かしながら塗ると
3回から4回までくらい色を重ねても、にごったりせずきれいな透明感がでるわよ。
水彩って、塗った時は濃く感じても、乾くとあざやかさが飛んだり、薄くなったりするの。
だから、少しあざやか目に、また少し濃いめに色を塗っていくといいわよ。
フク】うん。そうする。でも慣れが必要かな・・・。
サラ】そうね。少しずつ、楽しんで進みましょう。
描いていくと、絵の具の色によっての退色の違いや、
紙に浸み込む度合(システイン系の色)の違いもわかってくるものよ。
さて、みなさんはいかがでしたか?
次は、透明水彩らしい美しさが演出できる
グラデーションの技法をご紹介します。
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