水に心をひたし、彩に心ときめく・・・「水彩」という癒しの魔法

5)グラデーションとは?・・・水彩の技法と塗り方・・・

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サラ】グラデーションを日本語にすると?

フク】グラデーション・・・
日本語はわかんないけど、色が変わっていくこと。

サラ】うん。そうね。色の段階的変化のことを意味する言葉ね。

水彩の技法で言うグラデーション
    色を段階的に変化させて塗ること。

 

この技法では、透明水彩ならではの”美しさ”に心が浸ってしまうわよ。

右の絵で言うと、
赤い葉っぱとオレンジの葉っぱ。
ここでグラデーションの技法を使っているの。

さて、今回も始めましょう。
以下を参考にみなさんも試してみませんか?

水彩の技法(ウェットオンドライ~バックラン)を使った7つの葉っぱの水彩画
※上の線画は、ぬり絵ページの
2)水彩の技法(ウェット・オン・ドライ、グラデーション、バック・ラン)
からダウンロードできます。

 

▼ グラデーションの手順とコツ

 

グラデーション

 1  ウォッシュする
筆にたっぷり色を含んで塗ります。

※ウォッシュという言葉は、
広い面を塗る時に使う場合が多いですが、
”たっぷりの水で溶いた”という意味で
水彩時間では使っています。

グラデーション

 2  片側から別の色を塗る
同じように、筆に別の色をたっぷり含んで片側から塗ります。

ここでは、モチーフの葉っぱの赤い色より、
明るめのオレンジ色を塗っています。

グラデーション

 3  真ん中でなじませる
赤とオレンジがなじむように、筆でぼかしていきます。

ここでのコツはこすってなじませないこと。
たっぷりの水を使っているので、
筆で軽くなじませるだけで、
水の力で拡散していきます。

グラデーション

 3  乾かす
拡散した色が乾くと、
赤からオレンジ色の美しいグラデーションになります。

※これは2色でのグラデーションですが、
筆で色を延ばしていくことで、
1色だけのグラデーションを作ることもできます。
また、3色、4色と同系色の流れで色の変化をつけていくと
色彩豊かなグラデーションが出来上がります。

サラ】水彩の技法の第5歩目。グラデーション!出来ましたか?

フク】一応来たけど、段階的に・・・っていうほど、キレイに色の変化がでなかった。

サラ】そうなのよねー。水の量や色の拡散具合によっても違ってくるの。
でも、これも慣れてくると上手になってくるのよ。
グラデーションの美しさが水彩のひとつの魅力だから、
この技法がマスターできると、またぐぐ~んと楽しくなるわよ!

そうそう、ここで色について大事なことをひとつ!
グラデーションでは、補色(反対色)を使わないということ。

フク】ほしょく?・・・言ってる意味がわかんなーい。

サラ】えーっと、じゃあ説明しますね。color-wheel
右の色の輪を見ててね!
12色相環(しきそうかん)というものなんだけど、
12時のところにある『赤色』の補色(反対色)は
6時の位置にある『緑色』になるの。

フク】なるほど。

サラ】じゃあ、明るい『黄色』の補色は
何色でしょうか?
みなさんも答えてみてね!

フク】えっと、4時の位置にある『黄色』だから・・・
その反対の10時の位置にある『紫色』!

サラ】そう!大正解!

フク】補色っていう意味はわかったけど、
どうして、補色どうしでグラデーションしたらいけないの?
フクは黄色と紫色って、大好きな色なんだけど・・・
このふたつの色でグラデーションしたらキレイだと思う。

サラ】うん。どちらもキレイな色よね。でもね、
補色関係にある色が混ざり合うとね・・・『
灰色』になっちゃうの!

フク】うわーっ。絶望的な色!

サラ】そうね。だからグラデーションに限らず、
ウェット・イン・ウェットでも、
ウェット・オン・ウェットでも、
混ざり合う色、重なり合う色では、
ちょっと意識してるといいわよ。
色が灰色っぽくにごってくるのは、
そういう色使いをしていることが多いの。

とくにグラデーションをするなら、
この色相環で示す、隣り合う色味、同系色の流れの色を使うと
すっごくきれいな変化を出すことが出来るわよ!

フク】わかったー。さっそくためしてみよ―。

サラ】それともう一つ!

フク】まだあるの?

サラ】うん。灰色ができるって、さっき言ったけど、
フクちゃんは、水彩で『灰色』を作る時どうする?

フク】そんなのかんたーん!
絵の具の『白色』と『黒色』を混ぜて作るよ!

サラ】ブブー!!不正解!
透明水彩の白色の絵具は不透明色なの。
だから灰色を作る時に限らず、
色を明るくするために混ぜると、せっかくの透明感がなくなっちゃうのよ。

さっき、絶望的・・・って言っていた『灰色』って、
実はとてもよく使う色なの。
例えば、花を描くときでも、
明るい色の所ばかりではないでしょう?
影の部分もある・・・。
そんな時の色に、補色同士で作った『灰色』って大活躍するの。

影の色を作るには、この『補色』で作ってみるといいわよ。
補色関係によって、微妙に違う灰色ができるのよ。
また『黒色』も、水彩では強すぎるから
補色でつくった『濃い灰色』を黒色として使うといいわよ。

フク】なるほどー。
色っておくぶかーい。キレイな色ばかり使いたいけど、
補色を利用することで、よりキレイな色が引き立つってこともあるよね。

サラ】そうそう。
色の使い方がわかってくると、
また、ぐぐぐ~んと楽しく、上手に描けるようになるわよ!

みなさんも
この補色関係・・・ちょっと意識してみてね。!
とくに、色がにごるって時にチェックしてみてくださいね!

次は、水の妖精がおこす、楽しいイタズラ現象。
バック・ランの技法をご紹介します。

水彩の技法-バックラン

 

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