1時間目-水彩の技法と塗り方-ウォッシュとは?

 

サラ】水彩の技法の中でも、ウォッシュは基本中の基本!

フク】ウォッシュ? お洗濯することをイメージしちゃった。

サラ】ホントね。でも、お洗濯できるくらいお水をたっぷり・・・がポイントなのよ。

水彩の技法で言うウォッシュ(Wash)は、たっぷりの水を使って塗ること。

たっぷりで塗るメリットは、厚みのある水の層が出来ることで、乾いた時にムラのない均一な塗りが実現できるの!!


下の1枚目の作品【2枚の葉っぱ】は、3つの水彩の基本技法を取り入れて描いたもの。
最初にウォッシュで描き始めました。


【同じ下絵を使って塗りを実践したい方へ】
この作品の下絵は、キンドル本の特典として、本の中にあるリンクページからダウンロードできます。技法の知識だけでなく、実践しながら習得したい方はダウンロードしてみて下さい。

水彩の技法であるウォッシュとウェットインウェットとリフトアウトで描いた水彩画と線画下絵(ぬり絵)本の紹介


やり方は簡単!手順を参考にあなたも描いてみてね!

【ウォッシュの手順とコツ】

手順1)塗る色の準備

水彩絵の具をパレットに準備

絵具をパレットに出し、たっぷりの水で溶いておきます。
ここでは明るい黄緑色です。少し太めの丸筆を使います。
透明水彩では色を重ねて塗ることを前提に、明るい色から塗っていきます。

 

手順2)ウォッシュする

水彩絵の具をウォッシュ

筆にたっぷり色を含ませて、下絵の右側の大きな葉っぱをすばやく塗ります。
ここでのコツは、たっぷり・すばやく! 
水彩紙は水を吸収するのが速いので、水で溶いた少量の色をゆっくり塗っていると始めに塗ったところが乾いてきて、塗り上がった時に色にムラが出来てしまいます

 

3)ウォッシュ完了!

水彩絵の具をウォッシュ完了!

葉っぱの形に色を塗り終わったらウォッシュの完了です。
このまま自然乾燥させると、色が均一できれいな仕上がりになります。

次の技法、ウェット イン ウェットに進むためにそのまま濡れた状態にしておきましょう。

 


サラ】水彩の技法の1時間目。ウォッシュ!出来ましたか?

フク】出来ました! かんたーん♪

サラ】水彩が初めての人は、パレットの上に少しだけの絵の具を出して、筆の先に少しだけ色を付けて描きがちなのよ。
この”たっぷり”の感覚が身につくと、それだけで水彩らしいタッチができるようになるのよ。

フク】確かに。今まで描いた絵は色ムラだらけで嫌になってた!
このたっぷり感で描くと
楽しい!!

サラ】あなたはいかがでしたか?

ウォッシュは、水で溶いた絵の具を塗るだけでなく、透明のだけを先に塗って、後で色を置くように塗っていく方法もあります。
また乾燥の冬時期には、紙も乾燥しているので絵の具の乗りが悪くなります。
そんな時には、紙の状態を整えるために、水を含んだ大きなハケを使って、あらかじめ水彩紙をウォッシュした後に乾かしておくと、絵の具の乗りが良くなります。

大きなハケは背景などの広い面を均一に塗る時にも使えるので、1本持っておくと便利ですよ。

ウォッシュした後は、2つの描き方があります。

ひとつは、まだたっぷりの水が紙面に残っている状態で描くウェット イン ウイット
もうひとつは、完全に乾かした状態で上に重ねて描くウェット オン ドライ

この2つの技法の使い分けで、水彩の画風が違ってきます。

 

次は、ウォッシュしたこの”葉っぱ”の続きをウェット イン ウェットで描きます。

2-水彩画の描き方と技法の解説でウェットインウェットのやり方

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